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デイ・ハウスいなり 様
デイ・ハウスいなり 様は和歌山県田辺市に2010年6月にオープンした定員18名の地域密着型通所介護事業所です。古民家を改装した飾り気のない住宅といった外観で、企業理念の「我が家に居るかのような安らぎと笑顔に満ちた空間を提供します」の通り、ご利用者様がご自宅で過ごされているかのような雰囲気が醸し出されています。
モットーは「よりそう介護」で、ご利用者様に寄り添う時間をより多く取って、笑顔と話し声が絶えない空間を作るように心掛け、穏やかに過ごしていただける運営に努めておられます。
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〔レクリエーション〕から〔リラクゼーション〕へ
2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者になる超高齢社会に突入します。今までの高齢者とは考え方や価値観が大きく変化し、デイサービスでの過ごし方も今後大きく変わって、大勢でレクリエーションを行なうよりも、一人静かにマッサージを受けてリラックスしていただくようなサービスが好まれる傾向が強くなると考えています。
そこで、日本介護美容セラピスト協会のビューティタッチセラピーに出会いました。
セラピストの手でやさしく触れながらきれいになり、高齢者を「笑顔」と「元気」にする美容療法が、当施設の「安らぎと笑顔に満ちた空間」の理念にも合致しているとの思いで、アクティビティの一環として取り入れさせていただきました。
方向性に共感してくれた職員に資格を取ってもらい、現在3名のビューティタッチセラピストが所属。施設内の一室を改装して施術専用のセラピールームも設置しました。
そして2021年6月には日本介護美容セラピスト協会と公式パートナーシップ契約を締結しております。 -
ご利用者様、セラピストともに笑顔になる空間に
ほぼ毎日ご利用者様にセラピーを提供させていただいています。
ご高齢になられてしばらくフェイシャルケアをしていなかったご利用者様が「気持ちよかった」と満面の笑顔で喜んでいただいたり、ADL(日常生活動作)の低下でお化粧が出来なくなっていたご利用者様に心からの「ありがとう」のお言葉をいただいたりすると、施術しているセラピストも逆に「笑顔」と「元気」をご利用者様から与えていただける・・新しいセラピールームはそのような空間になりつつあります。
今後は当施設の特色としての「サービスの一環」としてだけではなく、協会のパートナーシップ企業として社会貢献活動と美容療法の普及の一助になる存在になっていきたいと考えております。