Report

セラピストの活動

マルシェや助産院にて:中林和花子さん 【活動エリア】香川県高松市

医療では届けきれない笑顔を求めて

私は13年間、看護師として医療の現場で働いてきました。毎日が忙しく、時間に追われる日々が当たり前になっていました。妊娠・出産やコロナ禍を経験する中で、「本当に患者さんやご家族の心に寄り添えていたのか」と立ち止まることがありました。

特にコロナ禍では、触れ合いたくてもできないもどかしさを痛感しました。そんな中、手の温もりややさしいふれあいが「心に触れるケア」になると実感し、医療では届けきれない癒しや笑顔を届けたいという思いから、ビューティタッチセラピーを学ぶことにしました。

講座では、同じ思いを持つ仲間たちと出会え、「看護師だからこそできるセラピーがある」と感じるようになりました。心が笑顔になる時間を届けたい──その想いから“こころ笑”という名前で活動をスタートしました。

現在はマルシェ出点や助産院とのコラボで産後ママへのケアに携わっています。今後はフットケアセラピーやネイルケアなども学び、高齢者施設への訪問にも取り組んでいく予定です。「あなたと大切な人の心が笑顔になる時間をつくる」ことをモットーに、活動を広げていきたいと思っています。