美容で高まる自己肯定感とリハビリへの効果
私はリハビリテーション病院で作業療法士として勤務していた際、「介護美容」に関心を持つようになりました。入院患者様の中にはリハビリに対して消極的な方が多く、身体的な回復が思うように進まないケースがありました。そこで、作業療法の一環として「化粧療法」を導入したところ、患者様が綺麗になることで自己肯定感が高まり、リハビリにも前向きに取り組めるようになりました。その結果、自宅退院を実現する方も増え、美容が心身の回復に与える大きな効果を実感しました。
病院を退職後は、有料老人ホームやケアハウスでハンドセラピーやフェイシャルセラピーなどの美容活動を行い、リハビリの知識を活かした美容体操のレクリエーションも実施しています。特に施設の入居者様には美容を通じたケアが大きな効果をもたらしていると感じます。実際に、介護美容を取り入れたことで「毎朝お化粧をして食堂に行くようになった」「他の入居者との交流が増えた」などの喜びの声をいただいています。外部スタッフとの関わりが、新しいコミュニティの形成につながり、気兼ねなく相談できる機会にもなっています。
2025年には、訪問リハビリの分野で作業療法の一環として「美容」を取り入れることを目指しています。地域スタッフとの連携を深め、施設に限らず在宅高齢者にも【介護美容】を通じた支援を提供し、生活の質の向上に貢献していきたいと考えています。