認知症カフェから始まる地域密着のセラピー
デイサービスで勤務していた際、認知症で会話も少なく、表情があまり見られなかったご利用者様に、入浴後のスキンケアを行い「きれいですね」と声をかけると、とても嬉しそうな笑顔を見せてくださいました。その経験から、美容が介護に役立つことを実感し、ビューティタッチセラピーを学ぶことを決意しました。
学びを深める中で、「触れるケア」は癒しだけでなく、認知症予防や健康寿命の延伸にもつながることを知り、「このセラピーを広めたい!笑顔を増やしたい!」という想いが強くなりました。
しかし、営業は得意ではなく、どのように活動を広げていくか模索していました。そこで、市の広報誌などから地域の情報を集め、地域活動講座に参加。そこから紹介を受けた認知症カフェに通い、人脈を築く中で、カフェでレッスンを開催する機会をいただきました。
初めてのレッスンは、なんと30人を対象にしたもので、不安もありました。そこで、先輩セラピストのレッスンを見学したり、同じ地域のセラピストの方々にも協力をお願いし、40分のハンドセラピーレッスンを実施。当日は「手がポカポカになった」「指のくるくる、覚えて帰るわ!」といった嬉しい声をいただき、人前で話すことが苦手だった私にとって、大きな自信につながる経験となりました。
その後、市主催の女性応援メッセなど、さまざまな世代の女性が集まるイベントや、地域のマルシェ、町ゼミなどにも積極的に参加し、地域密着の活動を続けています。近隣エリアのセラピスト仲間も増え、つながりが広がってきました。
一人ではなかなか行動できなかった時期もありましたが、今は仲間と共に、これからもセラピー活動を広めていきたいと思います。