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セラピストの活動事例
大病や難病の方にセラピーで 癒しや楽しい時間を提供!
病院に勤務していた時、病気や障害、加齢を原因に人生を諦めかけた方にたくさんお会いしてきました。そんな中、リハビリだけではなく「美容」をきっかけにうつ病を克服し、心も体も元気になられた患者様を担当した経験を基に「介護美容」の道に興味を持って資格を取得しました。現在は大分県にて、介護施設やご自宅に訪問して介護美容サービスを提供しています。
在宅ではALS(筋萎縮性側索硬化症)を中心とした神経難病患者様の自宅に訪問する事が多いです。徐々に身体の筋肉が衰えていくのがALSの特徴です。目の動きは最後まで保たれることもあり、コミュニケーションはPCでの視線入力や文字盤を使用します。そのため、眼精疲労や顔の筋肉が硬くなり疲れも溜まりやすいです。リハビリや看護ケアの時間帯に顔面までの細かなアプローチは難しいため、介護美容サービスの中でフェイシャルエステや手足のケアを入念に行わせてもらっています。お客様からは「顔の筋肉が柔らかくなった」「毎週の美容の時間が楽しみ」との感想をいただいています。
在宅介護を受ける方の中には、若くして大病や難病を患い自由を奪われてしまった方も少なくありません。このビューティタッチセラピーを通じ、少しでも癒しや楽しい時間を過ごして頂けるように、今後も精進していきたいです。