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セラピストの活動事例
がんカフェで患者様へのセラピーを実施!
新潟市で「がんカフェはなのね」を開催しています。はなのねには医師・看護師・セラピスト・栄養士・薬剤師などの多職種のスタッフがおり、がんの経験をされた方やそのご家族など関係者の方が病院でも家庭でも話せない事を気楽に話したり相談できる居心地の良い空間です。そのはなのねの会場の一角でビューティタッチセラピーを行っています。社会生活を送りながら「がんの治療」をする時代になって、人によっては、病気の事よりも外見に関する悩みが絶大になっています。がん治療で眉が抜けてしまった患者さんから「アートメイクをしたい」との質問を受けたことがありました。治療で弱っている皮膚には負担になることをお伝えし、アイブロウペンシルで毎日描く楽しさをお伝えしました。また、黒く変色した爪を見られたくないために、外出や人に会うこともできない…うつ病になりそうと言われた方もいます。安心して使えるマニキュア、除光液、また弱った爪を保護する絆創膏の貼り方などをお知らせました。脱毛を予想してウイッグを購入したが、まつ毛はどうしたら?肌が今まで経験したことないくらい乾燥するのでどのようなケアをしたら?等々、病院では出来なかった質問が出来たと大変喜んで頂き、私もお役に立て嬉しかったです。
男性や高齢者などは美容に関する知識が少ない事も多く、医療だけでは解決できないところをビューティタッチセラピーでお役に立てると実感しました。
ただ生きる為ではなく、自分らしくより良く生きる為に、まずは相談出来る場、そこから一歩踏み出せるお手伝いをしていきたいです。
今後、アピアランスケアルームを作ることを目標に活動していきます。