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認定ビューティタッチセラピスト2,000名突破

  • リリース 2021.04.02

一般社団法人日本介護美容セラピスト協会(代表理事:谷都美子/大阪市福島区)は2014年4月の設立以降、心と体の美容療法(R)を創出。 ビューティタッチセラピー(R)(介護美容)の手法を用いて、マッサージトリートメントやメイクなどの「肌に触れるケア」をとり入れることで主に高齢者の自立支援やQOLの向上を目指し、全国でビューティタッチセラピストの養成と認定講座を開催してきました。 この3月末で、認定セラピストが2,025名と、2,000名を突破しました。
これまでに介護内容の進化や質の向上を目的に複数の大学や病院と介護の学術的な成果について研究を重ね、2015年以降はほぼ毎年、合計8回の学会発表を行ってきました。 また今月からは、高齢者の歩行困難を引き起こす足のむくみや転倒防止を目的とした、フットセラピー認定インストラクターの養成講座を開始します。
 
■足のトラブルによる寝たきり、転倒が引き起こす要介護を防ぐためのインストラクター養成を開始

フットケアセラピーは、第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎを刺激し、むくみや足裏のアーチ崩れを防ぐことで、転倒を防止するマッサージトリートメントです。
コロナ禍の昨今、外出機会が減ることで高齢者の脚力の低下やむくみによる歩行困難が寝たきりや転倒に繋がり、要介護状態となる現状があります。足のトラブルは、生命に直結するものではないために軽視されてきましたが、自ら歩行することを億劫にし自立した生活を困難にします。
多くの高齢者が足に何らかのトラブルを抱えている現状を鑑み、ビューティタッチセラピストの養成に加えて、フットセラピーインストラクターの養成事業を4月8日から開始します。
 
■今月以降、全国13か所でリアル講座を再開
「触れる」ことを最も大事にしてきた当協会では、もともと免疫力の下がった高齢者と接することにおいて、特に衛生面の知識や対応スキルを身に付ける講座を実施してきましたが、緊急事態宣言発令中はリアルの講座を中止せざるを得ない状態でした。今月以降はさらに感染拡大を防止する細心の注意を払い、リアルの講座を再開します。
高齢者の中でも認知症やうつ症状のある人には、人と話す、触れ合うというコミュニケーションがとても大切であり、コミュニケーションが減ることが認知症状やうつ症状の悪化につながりかねないと言えます。
長引くコロナ禍にあっては、コロナ対策と同じように、認知症やうつ症状の進行を抑える取り組みが必要であり、セラピストの活躍は高齢者の認知症状の悪化を防ぐことで、介護士や医療従事者の業務を軽減することに繋がると考えます。
ハンドセラピー・フェイシャルセラピー・メイクセラピー・介護基礎が総合的に学べる認定基本講座14か所に加え、フットケアセラピーの専門講座は6か所、メディカルアロマセラピーの専門講座は11か所で開催します。
 
■8年目に向けた今後の展望
当協会の取り組みは、2016年度には厚労省の「保険外サービス活用ガイドブック」に取り上げられるなど、超高齢社会にとって必要な新しいサービスとして認知されつつあります。 超高齢社会に突入した現在、高齢者にとって適切な接し方はより必要と求められるものと思われます。
看護・介護従事者だけでなく、地域に密着したケアとしても、幅広い人が高齢者と自然に触れ合うことができる「ビューティタッチセラピー」をさらに普及啓蒙していきたいと考えます。(代表理事:谷 都美子)